- 「コラム097」
- 英国怪奇幻想作家の紹介。
- イギリス怪奇幻想小説のオススメ。
- オススメ度:★★★★☆
【近況〜最近読んだ本】
・南條竹則『怪奇三昧』(小学館)
上記の本を図書館で借りてきて読みました。副題は、「英国恐怖小説の世界」というものです。英米の怪奇作家を紹介しています。ブラックウッド、アーサー・マッケン、ダンセイニとラヴクラフト、M・R・ジェイムズなどといった有名な人たちや、私のよく知らないメイ・シンクレアやリチャード・ミドルトンといった人たちのこと。
これらの人たちの人となりがわかる本です。とくに、ジェイムズの親友だったA・C・ベンスンとその兄弟たちのことは面白かった。怪奇小説の紹介よりも、その作家自身の人生や人物像が知れてよかった。
本書で紹介されている作品でいうと、シールの『紫の雲』が、この本の出版後に、翻訳出版されていて胸熱ですぜ。『紫の雲』については、このブログでも取り上げてますのでよろしければそちらもお読みいただければ幸いです。やはりイギリスの怪奇幻想小説はおもろいので、これからももっと知っていきたい。
【春休みにオススメするホラー】
今回は海外のクラシック的なホラーのオススメです。とくにイギリスです。イギリス怪奇幻想小説で、南條竹則翻訳作品でいうと、以下の光文社古典新訳文庫をオススメしときます。
・ブラックウッド『秘書綺譚』
・MRジェイムズ『消えた心臓/マグヌス伯爵』
ブラックウッドの『秘書綺譚』は、わかりやすい幽霊譚(怪談)からファンタジーっぽい作品まで色々より揃えております。とくに幽霊にまつわる怪談は、ホラー小説が苦手な人でも楽しめると思います。初めて読んだ時には、幽霊が物理的なものとして現れているのではないかと錯覚(?)するほどの描写。
実は、ジェイムズのやつは、まだ読んでません。そのうち読んで感想を書きたいと思います。
これらの作家はクラシックといってよいのでしょうか。マッケンの翻訳(文庫)は平井呈一翻訳のものが最近色々と復刊されていますのでこの機会に本格的に読むのもいいかも。一家に一冊、アーサーマッケンどうでしょう。朝マック券?
【さいごにまた近況〜食べたもの】
今日は、朝食にて朝マックしませんでした。朝食は、おにぎり(梅と鮭)と味噌汁とふつうの大福とリンゴとヨーグルトをいただき、午後までに用事をいくつか済ませ、その後、味噌ラーメンと炒飯を食べました。ラーメンを食べると必ず喉が乾くので、カルピスウォーターやラムネなどを飲みました。そして、帰宅するまでに柑橘類を買いました。夜ごはんは、パンとサンドイッチでした。夜ごはんなのにパン(夜ごぱん)。パンにはハチミツをかけました。
毎日色んな怖いこと(?)を考えてますけど、唯一そんなことを全く考えない時間、それは飯を食ってる時です。飯を食べながらホラーを読んだら怖くないかも、?
(成城比丘太郎)