3行で探せる本当に怖い本

ホラーを中心に様々な作品を紹介します

「 きうら 」 一覧

インテルメッツォ 06-はかい(4コマ漫画)

サラリーマンなら、朝起きたら職場が倒壊してくれないかと一度は願ったはず。いや、一度ではないか。私の中での破壊のイメージは未だに「アキラ」の各シーンか巨神兵のビームだな。私はディザスタームービーも大好き …

ウォッチャーズ〈上〉〈下〉(ディーン・R. クーンツ/文春文庫) ~ほぼネタバレ?注意

1993年に文庫化された正統派モダンホラー 直球モンスター系ホラー 犬と女性に感情移入できるかどうか? おススメ度:★★★☆☆ 前にも、一度紹介したクーンツだが、本国ではスティーブン・キングとモダン・ …

幽霊たち(ポール・オースター/新潮文庫) ~中程度のネタバレ注意

新米探偵への奇妙な依頼 抽象的であり、具体的でもある不思議な世界 意図が分かるようなそうでないような…… おススメ度:★★★☆☆ このサイトで、このタイトルから直球ホラーを期待された方には申し訳ないが …

インテルメッツォ 05-ひでん(4コマ漫画)

今はもうテレビで放送されることは無いが、子供の時はTV映画のカンフー映画を何よりも楽しみに見ていた。ジャッキー映画を始め、少林寺三十六房や燃えよ!デブゴン(酷い邦題だ)とか。元ネタの「燃えよドラゴン」 …

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (塩野七生/新潮文庫) ~ベストセラーを読む

含蓄のあるローマ史の序章 シンプルに楽しめる文章、非常に興味深い この本を学生時代に読んでいたら歴史が好きになったかも おススメ度:★★★★☆ 「伊達政宗」の紹介でも書いたが、私は歴史が苦手だ。登場人 …

天帝妖狐(乙一/集英社文庫)

現代的なホラーと哀愁を感じるホラー2本 前者はユーモアを、後者は悲しみを巧みに表現 よくできた中編ホラーだと思う おススメ度:★★★★☆ 色んなホラーを読んできた。著者の作品も「平面いぬ。」「ZOO〈 …

世界の中心で、愛をさけぶ(片山恭一/小学館文庫) ~ベストセラーを読む

シンプルなラブストーリー 恐ろしく早く読める なぜ売れたのか、一応分析してみる おススメ度:★★☆☆☆ 久しぶりの「ベストセラーを読む」はずいぶん古い。2001年に発刊され、2003年に一気に売れたと …

キラー・ファイト(阿木慎太郎/徳間文庫)※改題前は「闇のファイター 喧嘩道」

クールな傭兵の正統派格闘小説 人物の構図はまんまジョー 古いけど楽しめる内容だと思う おススメ度:★★★★☆ 紹介文を見て、ピンとくる本というものがある。本読みの勘というか、今読みたいと思わせるフレー …

インテルメッツォ 04-うどん(4コマ漫画)

こういうサイトを運営しているくらいなので妖怪は大好きだ。雪女と言えば何といっても「ドロロンえん魔くん」の雪子姫を思い出す。魅力的なキャラだった。雪女は元の話が話だけに、大体悪役で出てくるような気がする …

インテルメッツォ 03-さとり(4コマ漫画)

中学生の落書きのように見えるだろうが、たぶん、それであってる。こういう漫画をよく中学校時代に描いていた。自らの進歩のなさに感動すら覚える。青年は大人になっても「馬鹿」のままなのだろう。でもまあ、馬鹿な …

感染―J‐HORROR THEATER (角川ホラー文庫/塚橋 一道)

出だしはとても素晴らしい アイデアのコアは平凡 最後は例の投げっぱなし系 おススメ度:★★☆☆☆ 医療モノはハズレなし。最初の30Pくらいを読んだあたりではそう思った。昔懐かしいアメリカのドラマ「ER …

インテルメッツォ 02-あかし(4コマ漫画)

20年前の原画を発掘してきた。だから腕立ての絵は変だ。まあいいか。因みにこれは前の二人なのか、付き合った後なのか前なのかは不明だ。具体的な条件を示してくれるのはむしろありがたいと思う。因みに相手がスポ …

【再読】自分の中に毒を持て(岡本太郎・青春文庫)

ある種の人間にはまるでバイブル 実際に道を踏み外し(踏み出し)た人も 全ての満足できない「今」を持つ人に おススメ度:★★★★☆ このサイトでわざわざ再読と記して同じ本を紹介するのは初めてだ。それには …

スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編(スティーブン・キング/新潮文庫) ~表題作レビュー

少年たちの冒険と挫折と矜持と 純粋な青春ものなのにホラーに思える キングの半自伝作でキング節炸裂 おススメ度:★★★★☆ 私ごとで申し訳ないが、先日、夜中の2時に猛烈な喉の痛みと渇きで目が覚めた。もと …

シェアメイト(角川ホラー文庫/新津 きよみ ) ~【新刊】2018/3/24発刊

恐怖というより不安の物語 女性の一人称で語られる家にまつわる短編6つ はっきりと幸不幸が決まらない不思議な読み心地 おススメ度:★★★☆☆(3.5という感じ) 角川ホラー文庫というのは非常に貴重な存在 …

インテルメッツォ 01-ふたり(4コマ漫画)

今年正月の年賀状に友達に送った自作の4コマ漫画を少々改造して載せてみた。そうだ、私は中学生の時には漫画家にもなりたかったのだ。しかし、漫画はストーリーを語るのに時間がかかりすぎるので、小説の方に傾いた …

フォレスト・ガンプ 一期一会 (ロバート・ゼメキス ・監督)

2018/04/14   -★★★★☆
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イノセントな男の数奇な人生 人生の残酷さと優しさと ベトナム戦争のシーンが印象的 おススメ度:★★★★☆ 「Run! Forest! Run!」と叫ぶジェニー。走り出すフォレストは、足に矯正器具を付け …

ヴェトナム戦場の殺人 (デイヴィッド・K・ハーフォード(著)、松本 剛史(翻訳)/扶桑社ミステリー)

ヴェトナム戦争の米軍の内部犯罪物 実にまっとうなミステリ ヴェトナムへの掘り下げ度は浅い おススメ度:★★★☆☆ 霊能者や呪いに少々食傷気味な気分で、タイトルだけで選んだ一冊。ミステリは数あれど、ヴェ …

X‐ファイル―未来と闘え(クリス・カーター(著)、 エリザベス・ハンド(著)、 南山宏(翻訳)/角川文庫)

伝説の超常現象捜査官の映画版ノベライズ モルダーとスカリーが出てくるだけで満足 当時としては異常によくできたドラマだった おススメ度:★★☆☆☆ これもまた古い話になるが、テレビドラマである第1シーズ …

夜のくもざる―村上朝日堂短篇小説 (村上春樹(著)、安西水丸(イラスト)/新潮文庫)

どこからどう読んでも村上春樹 入門と言えるのかどうか、良く分からない 元は糸井重里による広告キャンペーン 実は今、熱を測ってみると38.4度となっている。喉が強烈に痛いので、扁桃腺炎の可能性が強いが、 …

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