3行で探せる本当に怖い本

ホラーを中心に様々な作品を紹介します

「 ★★☆☆☆ 」 一覧

プルトニウムと半月(沙藤一樹/角川ホラー文庫)

原発事故地帯に住む姉妹の青春小説風 残酷描写は多め、重い展開 説明不足で不親切な構成 オススメ度:★★☆☆☆ 原発事故によって双子の姉妹の華織と紗織はバラバラになった。封鎖された30キロメートルの範囲 …

厭魅の如き憑くもの (三津田信三/講談社文庫)

憑き物をテーマにした戦後間もない架空の村の怪異 探偵役が登場する正しいミステリの構造 固有名詞に違和感があるが読みやすい おススメ度:★★☆☆☆ 戦後の昭和の架空の村が舞台で、谺呀治(かがち)家と神櫛 …

ローズマリーの赤ちゃん(アイラ・レヴィン/ハヤカワ文庫)

(小説版の写真がないので映画版のパッケージです) 率直な内容のモダンホラーの古典 キリスト教的世界観は日本時にはなじみが薄い 妊娠中の方は特にお勧めできない おススメ度:★★☆☆☆ モダン・ホラーの元 …

夏の滴(桐生祐狩/角川ホラー文庫)

少年少女の日常生活が壊れる系のホラー かなりのトンデモ結末 読むのを勧めるかどうかは非常に迷う おススメ度:★★☆☆☆ 本の帯に書いてある導入部の紹介を引用すると「藤山真介。徳田と河合、そして転校して …

ブラジルから来た少年(アイラ・レヴィン/ハヤカワ文庫)

古典的SFサスペンスとして楽しむ一冊 いわゆるナチスもの 少しだけグロテスク描写もあり おススメ度:★★☆☆☆ 発表された1976年当時では、この小説のメインテーマは一般的に余り知られていない科学技術 …

バトルロワイヤル(高見広春/幻冬舎)

当時斬新だった「中学生同士の殺し合い」がテーマ キャラが類型的で単調な展開 ごく普通の娯楽小説 おススメ度:★★☆☆☆ 出版当時は国会で話題に上がったという問題作……のはずだが、中身はごくごく普通の娯 …

死国(坂東真砂子/角川書店)

心霊系恋愛小説 四国の土俗的文化がベース ホラーとしてはおすすめできない おススメ度:★★☆☆☆ 注・ここから先、ネタばれあり 過去に「猫殺し」の一件で話題になった坂東氏による「死国」は、死者の甦りと …

地図にない谷(藤本泉/徳間文庫)

謎の風土病がテーマの伝奇ミステリー 恋愛・歴史要素あり 謎解きはあっさり。 おススメ度:★★☆☆☆ その谷に住む住人は「いきなり病」という正体不明の風土病によって、次々と死んでいく。その原因はいったい …

ハサミ男(殊能将之/講談社文庫)

ミステリ寄りのトリッキーなサスペンス 残酷描写が苦手な方も大丈夫 面白いが癖が強く、万人には薦められない おススメ度:★★☆☆☆ 少女の首にハサミを突き立てるという「ハサミ男」による残虐な連続殺人が起 …

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