エンドレスエイトの驚愕(三浦俊彦/春秋社)

「ハルヒ@人間原理を考える」 「エンドレスエイト」の解釈可能性を芸術哲学的に、分析哲学的に探る 後半の記事は、2019年冬アニメの感想まとめです おススメ度:★★★★☆(ハルヒが好きなら) 【はじめに …

赤目四十八瀧心中未遂(車谷長吉/文藝春秋)

昭和の尼崎で臓物をさばく堕ちたインテリの悲哀 とにかく猥雑。あらゆる人間の醜さが描かれる 異様な文章力で一度囚われると離れられない おススメ度:★★★★☆ 久しぶりにとんでもないものを読んでしまったな …

最近読んだ本【2019年3月】~読書メモ(32)

読書メモ(032) 3月に読んだ本 文学、評伝、詩、評論など おススメ度:それぞれ 【はじめに】 今月は本格的な花粉症のため、あまり読書にいそしめなかった。ここに感想を書く本は、一部を除いて、図書館で …

MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (内藤了/角川ホラー文庫) ~ややネタバレ

新人婦警のほのぼの事件簿(?) とはいえ、猟奇殺人を扱っている 都会の孤独がテーマか。読みやすい。 おススメ度:★★★☆☆ タイトルにある堀北恵平は「ほりきたけっぺい」と読むのだが、女性の新人警察官だ …

コンパス・ローズ(アーシュラ・K・ル=グウィン、越智道雄[訳]/ちくま文庫)~読書メモ(31)

読書メモ(031) 人生の指針となりうるかもしれない20の短篇 SFとファンタジーと文学の融合 おススメ度:★★★☆☆ 昨年亡くなったアーシュラ・K・ル=グウィン(Le-Guin、1929-2018) …

五重塔 (幸田露伴/岩波文庫)

五重塔建立にかける「のっそり」の執念 人間のエゴとプライド 擬古典調の文語体は読み辛いかも おススメ度:★★★☆☆ こんなサイトをやっているが、一応「文学」というジャンルもごくたまに読む。共同執筆者の …

雑談【1】(成城比丘太郎のコラム-11)

コラム(011) 奇想の絵師 平成の日本の小説 おススメ度:★★★☆☆ 【戦後のホラー漫画とか】 『戦後怪奇マンガ史』(米沢嘉博・著、鉄人文庫)という、戦後のホラー漫画の通史的な本を、ここ最近パラパラ …

バースデイ ( 鈴木光司/角川ホラー文庫)

リングの完結編と銘打たれた短編集 著者による二次創作レベル けっきょく何なんだというおはなし おススメ度:★☆☆☆☆ 予想はしていたがそれを上回るくだらなさ。だいぶハードルを下げたつもりだが、それでも …

【番外編】はじめの一歩(124) (森川ジョージ/講談社コミックス)

2019/03/21   -評価不能
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興味のある人だけ読んで下さい 溜めているのか棄てているのか危ういタイトロープ・ダンシング さあ、ロックンロールのはじまりだ(漫画「日常」より) おススメ度:評価不能 本来更新するつもりが無かったので、 …

「待つ」ということ(鷲田清一/角川選書)

「待つ」ことの臨床哲学的考察 「待つ」ということは、なにもしないことなのか 本書の紹介ではなく、個人的な考えを断章的に書きます おススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 「待つ」ということはいったいどうい …

春山入り (青山文平/新潮文庫)

考え抜かれた時代小説短編集 テーマは日本刀≒刃≒死と生 素直に称賛できる文体と内容 おススメ度:★★★★☆ 率直にって素晴らしい短編集だと思う。「たまには時代小説でも読むかな」という安直な動機は、驚き …

この道(古井由吉/講談社)

現代日本最高峰の散文の更新 現代日本最高峰の、老いの繰り言 現在と過去との交歓 おススメ度:特になし(もはや、お薦めする/しない、という次元の問題ではない) 古井由吉の新刊。これが小説なのかどうか分か …

厭結び オチが最凶の怖い話 (竹書房文庫)

怪談サイト入賞作品の短編集 作者が違うのでクオリティはまちまち 多彩とも言えるが、まあ、ソコソコ おススメ度:★★☆☆☆ この怪談集の扉を開くと書いてある煽り文句がいい感じ。引用する。 最後の最後に笑 …

凍(トーマス・ベルンハルト、池田信雄[訳]/河出書房新社)

ベルンハルトの長編小説第1作 研修医が、とある画家を観察する 何もかもが凍てついた集落での呪詛のごとき言葉 おススメ度:★★★★☆ 【はじめに、本書紹介など】 トーマス・ベルンハルト(1931-198 …

インクレディブル・ファミリー(ブラッド・バード (監督) )ネタバレあり

リアルなヒーローの悲哀がテーマのアクションアニメ 新キャラが多すぎて見せ場が分散してしまった これこそテレビアニメシリーズで観たい おススメ度:★★★☆☆ 去年、必ず観ると言いつつ、忙しさにかまけてス …

最近読んだ本【2019年2月】~読書メモ(30)

読書メモ(030) 2月に読んだ本 生物学(遺伝学)、文学、歴史の新書、エッセイについての感想 おススメ度:それぞれ 【読んだ本について】 ・デイヴィッド・ライク『交雑する人類』(日向やよい・訳、NH …

ホーンテッド・キャンパス(櫛木理于/角川ホラー文庫)

ラブコメ+軽いオカルト 衒学趣味的要素もある こういう軽さも必要かも知れない おススメ度:★★★☆☆ 本作はいわゆるライトノベルに属する作品である。大学のオカルト部が舞台。いかにもな気弱だが霊感のある …

レダ【全3巻】(栗本薫/ハヤカワ文庫JA)

ボーイ・ミーツ・ガール? ユートピア(ディストピア)SFとしてはイマイチ 作者自身の青春のモニュメント おススメ度:特になし 今年(2019年)は、小説家栗本薫の没後10年にあたる。生前は、商業出版さ …

小説を書いてみたりして

たまにはそんな夜もあるこっそりと告知一応ホラー要素はあるおススメ度:評価不能 日頃から人様の作品を躊躇なく批判している私ですが、流石に自分で書いたとなると、臆病になってこんな深夜にこっそり告知したりし …

ラッキーマン(マイケル・J・フォックス〔著〕、入江真佐子〔訳〕)

ハリウッドスターとパーキンソン病 バックトゥザ・フューチャーの裏話も 示唆に富む著者の半世記 おススメ度:★★★☆☆ マイケル・J・フォックスと言えば、今でも知らない人の方が少ない俳優だろう。それもほ …

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